インド人のファッションといえば、女性の華やかなサリーにスポットが当てられがちですが、男性のファッションも負けないくらいオシャレだなと思っています。
特に男性の服装の布使いなどは、着こなしていて粋だな~と感じる人が多いです。
この記事では、そんなインド人男性のファッションについて紹介したいと思います。
ド―ティーとルンギー
インドを旅していると、腰布を巻いた男性をよく見かけますよね。特に南インドでは中高年の男性が良く着用しています。
チェックなどの柄がついたものがルンギーと呼ばれ、白地で無地のものをド―ティーといいます。
ド―ティーは普段着としてはもちろん、公の場に正装として着ていくこともできるのに対して、ルンギーは仕事着や普段着としてのみ着ることができるという違いがあります。
南インドのような、高温多湿な地域では、ズボンなどの体にフィットする服よりも、風通しの良い服の方が快適に過ごせるため、多くの男性が着用しています。
特にタミルナードゥーで多く作られているマドラスチェックと呼ばれるチェック柄のルンギーは、バリエーションが豊富で女性から見ても可愛いものが多いです。
インドのちょっぴりいかついおじさま達と、可愛いチェック柄のギャップが萌えます。
ド―ティー↓
ド―ティー↓(白地が一般的だが、地域によって様々な色のものも)
ルンギー↓(お昼寝するのにも快適ですね)
クルターパジャマ
デリーなどの北インドでは、この格好の男性をよく見かけるのではないでしょうか。
これは上衣をクルター、下のパンツをパジャマと呼びます。私たちも寝るときにきているパジャマはこの服に由来しています。(ペルシャ語で「足の服」という意味だそう)
これはもともとイスラム教の服装の影響を受けたものですが、南インドと違って、北インドのような日差しが強く乾燥した場所では身体を紫外線から守るため、このように身体にフィットする服装が適しており、多くの人が着用しています。
個人的には、全身真っ白なので、カレーとか飛び散ったらどうするんだろうと余計な心配をしていまいます。
おまけ・若者のファッション
今時のインド人のファッションには詳しくないのですが、インド人の若者は大体、襟付きのシャツと細身のパンツというスタイルですね。もともとみんな細身で彫りの深い顔立ちなので、シンプルな恰好でもサマになるよな~と思います。
あとは、男性でもストールなどを巻いている人も多くて、洋服を着ていてもちょっとしたところにインドテイストが効いていて素敵だなと思います。
あと、めちゃくちゃオシャレだなと思うのが、洋服を着たシク教徒の人たち。最新のファッションと、宗教的な伝統のターバンを上手くコーディネートしていて、思わず見とれてしまいます。
もともとファブリックやテキスタイルの種類が豊富なインドなので、これからどんな新しいファッションが生まれていくのか、楽しみです。